1月1日時点の地価を国税庁が相続税・贈与税の計算を目的として調査している「路線価」
その最新版、平成24年版が7月1日に発表されました!
作りは非常に見にくくなっていますが、国税庁のホームページでも検索できます。
http://www.rosenka.nta.go.jp/main_h24/kanto/saitama/prices/c44502fr.htm
まだ詳細に分析していませんが個人的な印象としては以下の通りでした。
・主要駅(所沢駅、新所沢駅、小手指駅)周辺の商業地は下落傾向を継続
・その他駅周辺の商業地は下げ止まっている地点が出てきている
・住宅地は人気のある場所は横ばい。それ以外は下落傾向を継続。
全体的に下落傾向は続いていますが、全体的に下落率は低下しています。
※ただ、下落額でみると前年と同額で下落という地域が多いのも実態です。
今年の調査でも所沢で一番高かったのはプロぺ通りと西武百貨店前で、84万円/平米でした。
平成23年は85万円/平米でしたので、約1.17%の下落です。
ちなみに弊社本社の第2北斗ビル前の国道は前年と変わらず15万円/平米でした。
所沢市内の主要駅前のメイン通りの商業地は再開発が行われた新所沢駅西口が横ばいだったのを除いて
全ての地点で下落しました。これはメイン通りの建物の収益力(テナント賃料)が落ちているからで、
現在のテナント市場を忠実に表していると思います。
余談
今回ご紹介した路線価の他に不動産(土地)には公示地価、基準地、固定資産税評価額という
5種類の政府・自治体が公表する価格があります。実際に取引される時価も入れると6種類も価格があります!
これだけ多くの価格が定められている不動産を業界では「相場」というもので値付けがされています。
弊社では意識をして「相場」を無視しています。不動産の価値は使う人によって違ってくるからです。
路線価を含めた「不動産の価値」はあくまで参考値として利用するのがおススメです!