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HOMEINTERVIEW - 池田 信一さん

INTERVIEW“空き家の活用”という分野で新商品を開発したい--。
見つけたのは、今後の会社員人生をかけて挑戦したい夢でした。

株式会社北斗不動産ホールディングス 施工管理課 池田信一

―北斗不動産グループに入社したきっかけを教えてください。

私は暮らしに関わる仕事一筋30年で、ずっと不動産や建築・建設業界に携わってきました。建築業界で働いていたときに当社へ営業に来て社長と知り合ったのが、当社との最初の縁です。何回か「うちに来ない?」とアプローチを受け、あるときに自然と「わかりました」と答えていました。多分その頃の自分は、業界の体質や法的な面でいろいろな制約があって施工というのが実は意外と思い通りにならないことや、不動産特有の個人との付き合いの多さによってメンタルが疲れてしまいお客様に対して誠実になりきれないことなどが原因で、自分に対して少しずつジレンマが溜まっていたのだと思います。そんなタイミングで業界内で紳士な方として有名だった社長と出会ったからこそ、「この人と仕事がしたい、これからは何事も誠実に取り組みたい」と惹かれたのでしょう。

正直これまで、何度も業界から離れようと思いました。けれど、じゃあ何をしようかと考えてみると、この業界しか思いつかないんですよね。だったら、もっともっと知識や経験を増やして自分を磨いて、残りの人生をこの会社に費やしたいなと思いました。当社は“総合不動産”というワードが一番馴染む会社。これまで土地のことにも建物のことにも詳しくなろうと奮闘し、幅広い経験を積んできた自分をどこよりも活かせると思い入社しました。

―日々の具体的な業務を教えてください。

当社の特徴は分離発注しないこと。プロデュースはするけれど、専門領域は各社に全てお任せしています。私の役割は、会社と施工業者の間に入り、どういう意図で工事をするのかを伝達すること、そして工事などの過程を総合管理することです。工事一つとっても様々な方法があるので、その中から最適解を導き出し企画・提案しています。同業他社の同様の課よりはデスクワークが多く、企画力・発想力を活かせる環境ですね。

もっともウェイトが大きいのは、当社が所有しているビルやアパートの活用推進業務と維持管理業務です。空室率を下げるため、部屋のリフォームや賃料相場のデータ取得、若年層が住むエリアなら若年層向けの設備投資など業務内容は多岐に渡ります。例えば3階建マンションの1階の入居率が低いという課題を抱えた案件に対して、商業店舗にするという見直しをしました。元々居住用で坪数が狭いので、通常の店舗向け物件より賃料がリーズナブルになりますし、当社としては住居よりもいい賃料で借りていただけるのでWin-Winの関係が築けます。ほかにも立地がよく賃料単価が上がるため小規模の会社が借りづらい物件では、単価を下げるために小さく区分しました。水道や電気を分ける複雑な工事が絡むので大変でしたが、チャレンジすることで敷居を下げ、幅広いお客様にご利用いただいています。

こうした提案をするためには常にトレンドを追うことが重要です。“いま人々の暮らしに合うような形は何か”を日々探っています。

―仕事をする上で大切にされているポリシーなどはありますか。

「即行動、そして即断らない」。まずはやってみるようにしています。単純にそういう人の方が見ていて気持ちいいですからね。ただ、年を重ねるごとに「即行動」というのは難しくなってきます。いろいろと考えてしまって、若い頃のような瞬発力がなくなってくるんですよ。だからこそ情報武装し、イメージトレーニングを欠かさないようにしています。何か起きたときに自分だったらどうするかというのを常に考えておくと、実際にことが起きたときにパッと動けます。

これは当社の企業理念である『損得で物事を判断するのではなく、善悪で判断する』にも通じています。人はどうしても臭いものには蓋をしたくなる生き物です。けれどあえて立ち止まって、お客様にとって何がいいのか、社会にとっていい効果を及ぼすのかという善悪の基準で物事を考えて行動するのです。それを瞬時にやるためには、常日頃からお客様の依頼を自分ごととして捉えることが大事。自分のことだと考えたら、自ずと善悪で判断できますからね。

―転職後、ワークライフバランスは取れるようになりましたか。

以前は家でゆっくりしていると妻に「どこか悪いの?」と心配されるほど忙しくて家にいる時間が短かったのですが、いまは休日出勤がほとんどありません。最近では家にいると妻から「外に出かけないの?」なんて以前と逆のことを言われるくらい(笑)。最初は休むことに慣れませんでしたが、最近ようやく慣れてきましたね。

また、転職してからはプライベートの時間ができたため、運動不足解消のためにマラソンを始めました。せっかく始めるならと目標に定めた所沢市シティマラソン大会は毎年12月開催なので、初年度は6月に練習を始めたのですが、最初は500mも走れず……。毎日走り込み、1ヶ月後に1km走れるようになり、2ヶ月後には2km、そして5ヶ月後の10月にようやく本大会の最短距離である5kmを完走できるようになりました。大会当日はもちろん完走。以来毎年出場し、タイムは徐々に落ちていますが一応完走しています。少なくとも定年までは出場・完走し続けたいですね!

―今後の目標を教えてください。

“空き家の活用”という分野で新しい商品を開発したいです。けれど、これには2つのハードルがあります。1つ目は元々いまの建築基準を満たしていないものをどうやって満たさせるか。空き家ならではのハードルですね。0から作る分にはいまの基準に則ればいいので当然満たしますが、空き家は建築当時の基準で建てられていますから、それをどう現代の基準に合わせるかという課題があります。安全面、耐震面、コストなど全ての課題をクリアしようと思うと限界があって……なかなかいいアイディアが閃きません。

2つ目は金融的な評価を変えられるかどうか。銀行の評価制度は築後何年だったらいくらで償却という築年数で評価が変わるもの。リノベーションが当たり前の時代、新築と同じくらいのコストをかけて修繕しても築20年は築20年と評価が変わらないのはおかしいと思うんです。この矛盾をどうにかしないと、本当に買いたい人が買えません。当問題に挑むのは法改正に挑むようなもの。かなりの難題ですが挑戦していこうと思います。

これら全ての課題をクリアした上で新商品のアイディアが死ぬまでに1個出てきたらいいですね。そのアイディア商品が当社の看板商品になったら、そんな嬉しいことはありません。

―どのような方と一緒に働きたいですか。

私はいい意味で落ち着きのない人と一緒に働きたいです。いろいろなことに興味を持ってやってみようと思える人に私自身惹かれますし、当社にも合っていると思います。目の前の仕事に集中できる力も魅力的ですが、ほかの分野にも興味を持って周りの人とコミュニケーションを取れる人が面白いなと思います。そういう人の話を聞きたいですし、積極的に意見を交わしたいです。自分の領域を決めずに幅広い分野に取り組もうと思える人と一緒に切磋琢磨したいですね!

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